まつ出版 (MBC21横浜支局)

かるたで見る戸塚

俳句で綴る 泉区郷土かるた』(まつ出版刊)より
作 小島貞雄   絵 安西春代


【郷土“泉区”を紐解くユニークな玉手箱】
 横浜市泉区の今昔を俳句で綴る郷土かるた。日本画調の趣絵の札と読み札の俳句で48ケ所の歴史散歩ができるユニークな郷土史の玉手箱。付録のかるた解説書『泉区郷土史』で、地元泉区の文化、歴史、風土がよくわかる。泉区内を和泉、中田、上飯田、下飯田、岡津、新橋の6地区に分け、史実や伝説・言い伝え、名所旧跡に加え現代の風景・世相など多岐にわたる事項を厳選した内容となっている。
 作者の小島貞雄さんは、泉区中田町在住で戸塚歴史の会会員、中和田郷土研究会代表。農業に従事する傍ら郷土史の研究や俳句に親しんでいる。小島さんが館長を務める小島民俗資料館では、小島家で代々使っていた農機具、生活用品、教科書、玩具類、古文書、畑から掘り出された土器・石器類など700種3000点が保存、展示されている。
 かるた絵の原画は、泉区上飯田在住の主婦でアマチュア画家の安西春代さんが描いたもので、小島さん作の俳句をもとに現地を訪れたり伝説や言い伝えなども聞き48枚の作品を描きあげた。近年は、中和田小学校『百年の歩み』の表紙と扉絵、下和泉小学校『20周年記念誌』の表紙などを手掛ける。
 1993年のかるた発刊にあわせ原画展が開催され(瀬谷区にある長家門公園ギャラリーでの展示を皮切りに、泉区役所、泉区民文化センター、中央二宮書店、文華堂書店)、地元民に親しみのある催しとなった。
『長後街道繪巻』(小島貞雄著、1991年、まつ出版刊)と合わせてみると泉区の郷土の概要がよりわかりやすい。


『俳句で綴る 泉区郷土かるた』
定価1,528円(本体1,456円) まつ出版刊

俳句で綴る 泉区郷土かるた ヌ 一覧へ ネ
【を】踊場伝説(中田町)
【と】彦坂小刑部館跡(岡津町)
【よ】横根の競馬(和泉町)
【や】焼米搗き(境川、柏尾川流域一帯)


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