まつ出版 （ＭＢＣ２１横浜支局）

かるたで見る戸塚

『俳句で綴る泉区郷土かるた』（まつ出版刊）より
作　小島貞雄
絵　安西春代

【彦坂小刑部館跡】岡津町 　戸塚宿が正式の伝馬駅として認可されたのは慶長9年のことで、当初から正式の宿場町であった藤沢は反対、程（保土）ヶ谷は賛成の苦境の中にありながら、沢辺宗三を中心に結起し代官頭である彦坂小刑部に願い出てやっとのことで許可されたという。小刑部元成が岡津（岡津小学校敷地）に館を構えていたこと、沢辺の妹が小刑部に嫁していたことなどがよい結果をもたらしたようだ。 　この館の裏手一帯に空濠と思われる窪地が数十メートルにわたって遺されていたのを、この小学校に奉職していた筆者も昭和18年から20年頃に確認した。また館主の守護神であった三島神社一帯は桜の名所で、花吹雪はみしまが丘をおおうほどであった。 小島貞雄著『泉区郷土史［かるた解説］』より

俳句で綴る 泉区郷土かるた

【を】踊場伝説（中田町）

【と】彦坂小刑部館跡（岡津町）

【よ】横根の競馬（和泉町）

【や】焼米搗き（境川、柏尾川流域一帯）

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